事例

専業主婦が開業医のマネージメント

BeforeAfter
医院の様々なマネジメントをこなせる人材がおらず、辞めるスタッフも多い状況が続いていた今まで実務経験ゼロの専業主婦が医院のマネージメントを行えるまでに変貌し、人件費の大幅削減にも成功

お悩み

専業主婦であるC様は元々、ご子息の医学部受験でお悩みがありご相談が始まりました。様々な処方を施し、ご子息は無事全ての受験校に合格されましたが、一方でご主人が経営されいる医院での問題を抱えられていらっしゃいました。医院スタッフは看護婦、受付と事務の方が全て女性で医院長のご主人には理解できないことが多く、辞めていく人も多かったようです。しかし医院の様々なマネージメントをこなせるプロの人材まで雇う余裕はなく、可能な範囲で雇った人材では様々な問題が生じ、医院の運営が滞るようになってしまいました。奥様は一度も働いた経験がない方でしたが、この様な状況を何とか打開できないかと悩まれていました。

主な調査結果

当社にご依頼を頂き、現地調査ヒアリング、各種分析を行ったところ以下のことがわかりました。

  • 奥様であるC様の人財分析他をしたところ、一度も社会で働いた経験はございませんでしたが、仕事運と才能が高いことがわかりました。
  • 医院長がワンマンのため、スタッフの間では医院長に対しての不満が募っていました。
  • スタッフ同士も関係が上手くいっておらず、辞める人を補ってもまた辞めていく繰り返しでした。

提案した処方箋

当社では、C様の「天賦の才」を医院の課題に活かすためのプログラムを考え提案しました。当初、C様としては自分に一体何ができるのかという不安と、そのような才能をすでに持っていることが全く信じられなかったようです。

実施後の結果

半年経つとC様に自信が出てきたようです。

年が離れているせいか今までご主人にあまり意見を言わなかったC様が、「こうしたらよいのでは?」と言うようにもなります。最初は言い合いになったそうですが、徐々に医院長のご主人もC様の言葉に耳を傾けるようになります。

やがて、看護婦、受付や事務の方々をまとめるようになり、教育もしていくようになります。新しい人が入ると最初に教育してから現場に出すのはC様の役目となり、医院長と他のスタッフとのつなぎ役になります。

氣がつくと辞める人もいなくなり、医院の雰囲気も運営も上手くまわるようになります。今では医院長であるご主人は奥様であるC様がいなくては務まらないとおっしゃるまでになっています。

結果、開業医のマネージメントを実務経験ゼロの専業主婦の奥様が、外注に頼ることなく安定した運営とチームマネジメントが出来る「人財」に変貌し、医院としても大幅な経費削減を実現することができました。

 C様も今までの人生の中で、今が一番充実していて楽しいとおっしゃっています。人は「天賦の才」を活かすことで充実した人生を送れるようになります。

更なる飛躍に向けて

今回の事例では思いもしないところに「人財」がいることがわかりました。人はどうしても自他ともに思い込みでそれぞれの才能・特性を決めつけてしまうことが多く、持てる才能・特性を活かすことができないばかりか、トラブルを発生してしまうことにもつながります。

更なる飛躍に向けては医院のチームに対しての処方箋を実施していくことがあげられます。

当社ではチーム内の個々の才能・特性を分析します。

一方でチームが果たす機能(ファンクション、役割、働き)も併せて分析し、それぞれの機能(下位に展開される機能)に対して最適な才能・特性を持った方の配置を提案します。

お悩みのある経営者様、お気軽にお問い合わせください。