鎌倉時代を代表する二人の天才仏師、運慶(うんけい)と快慶(かいけい)の代表作といえば東大寺南大門の金剛力士立像。
あの迫力には圧倒されます❗️
ここにも不可能を可能にした2人の天賦の才の掛け合わせがありました。
「動の運慶」と言われ、迫力リアリティを追求した運慶、それとは逆に「静の快慶」と言われ、微笑み慈しみを追求した快慶との掛け合わせです。
仏像一体製作するのにかかる日数は3年、しかしこの金剛力士立像に与えられた日数は僅か2ヶ月でした。
運慶が総監督になり、彫刻のリーダーが快慶となり進めていきます。
この不可能を可能にする為に出した案は先ずみんなでイメージを共有する事。
次に行ったのは当時一本の木から作るのが一般的だったものを寄木から作る事。
この画期的な方法は、一寸の乱れも許されません。
仏像つくりには多くの人が携わります。
それには其々の才能の掛け合わせが必要になります。
上に立つ人は、それを見極め活かすことも必要不可欠です。
パーツにして6000パーツ。
其々が其々の部位を担当し、それを一氣に組み立てます。
原型は、なんと2週間で完成させます!
そこから運慶の厳しい目での修正が入り、2ヶ月で完成させました。
この様にして才能の組み合わせによりあの素晴らしい金剛力士立像が完成しました。
仏像の概念をぶち壊し全く新しい仏像をあり得ない最速で作り出した運慶と快慶を中心にした才能を出し合ったチーム力が歴史を作りました。まさにチームワークです。
一陽株式会社では、個々人が持つ天から授かった天賦の才(天才)と経験から培われた強みをベースに自分らしさを知り、そこから能力を最大限発揮するチーム作りをお手伝いします。